ハトを寄せ付けないために

ハトの問題点  病原菌 糞 ダニ 羽毛 悪臭 鳴き声
どれもいやですが、近年のハト公害で最も問題になっているのが、病原菌によるさまざま
な病気である。(例、クリプトコッカス症、オウム病、西ナイルウイルス等)


まずハトが増える原因を考えてみましょう。
ハトがふえるには十分なえさがあることが必要条件です。そのえさはどこで誰が供給して
いるのでしょうか。自然界にあるハトのえさとなる植物の実や種は15〜20%くらいで
残りの80〜85%のえさは何らかの方法で人が与えています。

 1.公園、神社、寺等でえさをもらって食べている。
 2.殻物が実ったときや刈り取った後の落穂を畑や田んぼで食べている。
 3.港や穀物倉庫で袋が破れたり落としたりしてばらけた物を食べている。
 4.山や川原で雑草の種や木の実を食べている。


上記の3点は人為的行為とみなされます。えさをやらなくてもハトは生きてゆけます。
えさをやることによって増えたはとが、他の人に迷惑をかけていることもあります。
ハトも生きている限りは食べれば糞もしますし、寝る場所も必要になります。
つまりハトに与えるえさを減らすことができればハトの数は自然と減ってくるのです。


次に、何故ハトは好んで人の近くに住むのでしょうか。
まず考えられるのは、えさをもらえるからです。それと特に都会ではコンクリートジャン
グルの中に先祖の生まれ故郷の地形が似ていることが関係しています。北アフリカ、中近
東辺りを原産地とし、切り立った崖の洞穴を住処にしていたはとにとってマンションのベ
ランダ・橋梁の下等は格好の住処となります。
特にマンションのベランダでは空き部屋、
昼間出入りのない部屋、エアコンの室外機のある部屋が狙われやすいようです。


好きなえさについて
穀物(米・ごま・とうもろこし・大豆・麦等)、パン、雑草の種、木の実、ペットフード等
あります。好きな順位もほぼ上記の通りになります。


ハトを寄せ付けないようにするには、まずはえさをやらない事。えさになるような物を外
に出しておかない事。ハトが寄ってきたときに住処にできないようにベランダを清潔にし、
良く出入りするかカーテンを開けて中に人がいることをわからせる。それでも来る場合は
何か防除策をとる必要があります。